あらすじ
名を馳せたインディーズバンド:Nova Heat。
その解散と共に、十二歳の天才ベーシスト・天晶律玖(あまあき りつく)の世界も終わった。
もう二度と、愛したあの音を聴くことができない
その現実が律玖を完全に打ちのめした。
それでも彼はひたすら創り続け、弾き続けた。
消えてしまった光を追い求めるために。
そんな彼を再び動かしたのは、幼馴染の叫びだった。
「お願い、りっ……天晶くん! 助けて!」
不完全な音が許せない。
その苛立ちこそが、再びステージへ戻る理由となった。
ライムライトの甘く灼けるような熱さ。
そして同じ痛みを知る者の言葉が、律玖の心に再び火を灯した。
「そうだよな、何様のつもりだ。好き勝手に去って、格好つけて消えやがって。」
「自分だけ燃え尽きて、灰まみれになった俺たちの気持ちなんか考えもしないで。」
「お前が残した残骸の上で、俺がお前の声を響かせ続けてやる。」
律玖が前へ進む意志を取り戻した時、バンドが結成された。
五人の音が、輝きが残した遺跡に集う。
光を失った者、光を追う者、光になれなかった者。
Radiance Remnant
始まりの支点、信念の証。
かつて輝いた。
今、輝いている。
これからも、輝き続ける。