あらすじ

私は、復讐者として育てられた。 母の目はいつも狂気に染まっており、そして事あるごとに口にする。 「一族の怨念を晴らすのよ。どんな手を使ってでも、必ずこの国に厄災を引き起こすの」 母がその惨劇を知ったのは、事が起きてから1週間後だったという。 人づてに、とある集落が大規模な盗賊に襲われ、大虐殺にあったらしいと。 心配で立ってもいられなかった母は、思わず集落へ戻ろうとした。 しかし、一緒に街へ降りてきていた親友の男がそれを遮る。 「どうして!あんたの家族だっているのよ、心配じゃないの!」 「この話、何かがおかしい。多分、噂の内容は真実じゃない」 そう、一族を襲ったのは盗賊などではなかった。 一族が持つ継承魔術【呪い】を恐れた王国が、盗賊に見せかけて皆殺しにしたのだ。 その事実を知った時、母は誓ったという。 何があっても、必ずこの国に災いをもたらし、復讐することを。 そして、その復讐の道具として、私は生まれた。

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小説を読もう2025/12/09
  • 現在の作品呪いの母は破滅を望む