あらすじ
浮気した婚約者への未練を断つため、思い出の品を処分していた紬は、誤って亡き祖母の形見である白磁の小鳥を砕いてしまう。
絶望の中で訪れた工房で、職人の一ノ瀬は「壊れたのではなく、生まれ変わる途中だ」と諭し、彼女の心の痛みごと修理を引き受ける。
工房に通い、金継ぎで修復されていく小鳥を見守る時間は、紬にとって憎しみを浄化し、自分をいたわる再生のプロセスとなった。
過去を捨て、本当に大切なものを選び取った紬。
最悪な破局から始まった、傷ついた心と器を繕い、新たな絆を結ぶ大人の再生ラブストリー。