あらすじ
> **——消えるのは、街か。記憶か。私たちか。**
> フィルム一枚ぶんだけ、あなたの世界を引き延ばしてみせる。
帝都の片隅、いつの間にか「地図から消える街」を追う、場末の記録係——幻灯局。
カメラを握る私は、ただ“写すだけ”のはずだった。
崩れゆく路地、誰にも気づかれない別れ、見なかったふりをしたくなる真実。
それでもシャッターを切るたびに、この都市の裏側と、仲間たちの素顔が少しずつ露わになっていく。
**これは、失われていく世界を前に、「それでも記録し続ける」と決めたひとりの女と、
消えることを許されなかった街の物語。**