あらすじ
「番の僕のために、耐えてくれないか?」
「はっ?なぜあなたごときのために我慢しないといけないの」
「如き、なんて酷いんじゃないか……し、仕方ないだろ。だって、恋人のことが好きなのに……番と出会うし、母たちは番と合わせろ、婚約しろって言ってとてもじゃないけど、恋人を紹介も出来ない僕の方が可哀想だと思わないか?はぁーあ」
お飾り番ですがそれは、と言いたくなる。聞いていた話と違う。
番だと言われて嬉々として向かった先に違いには恋人がいた。妻やパートナーのための部屋はすでにその女性に使われており不審を抱いた。
詰め寄り聞き出すと婚約した理由は私を恋人がいることを親に知られないようにするためのカモフラージュだったらしい。
意味がわからない。番なのは確かなのに大切にされるどころか飼い殺しにされるのでは?
そんな役割はごめんだと拒否したら婚約の契約書はもう提出されているし、破棄するつもりもないと嘲りの笑みを向けられる。
これが私の番?気持ち悪いというか……生理的に受け付けられなくなったのでさっくり実家に帰ることにした。
そっちが法的に来るのならこっちだって法でボコボコにし返すまで。