あらすじ
人と関わることにコンプレックスがある少年”闇”は、兄である”光”にだけは心を開いていた。二人は物心ついた頃から大の仲良しでいつも一緒に過ごしていた。
ところが時が経ち、高校三年生になった光は家族を集めると、大学に行くのに一人暮らしをしたいことを明かした。父と母は好意的な反応を見せたが、高校一年生になった闇だけは下を向いていた。自分にとって唯一無二の大切な存在である兄が遠くに行ってしまうのだと思うと、光は気が気じゃなくなった。
照明もついてない暗い自室で絶望に苛まれていると、突然置いてあった鏡から光そっくりの人間が現れた。その人はこう言う。
「俺はお前だ」
こうして否応なく、二人の奇妙な共同生活が始まった。