あらすじ
※以前執筆していてエタった作品のフルリメイクです。(もはや別作品)
旅人ジルバ。元・精霊騎士。強い。渋い。だが面倒くさがり。
そんな彼の横には、なぜか半透明の女がくっついている。
名前はダリア。正体は不明。やる気も不明。存在理由も不明。
でも妙に堂々としている。なんなんだお前は。
二人は特別な関係ではない。
旅の目的だって、世界の命運だって、今すぐどうこうする気はない。
ただ、“行かないと困る場所”があるので歩いているだけ――のはずが、
道中で出会う人々も事件も、どうにも静かに面倒くさい。
依頼をこなせばトラブルが増え、
助ければ謎が深まり、
放っておけば勝手に物語が転がる。
ジルバはため息をつき、ダリアは涼しい顔をしている。
そんなゆるめの空気で進む旅路のくせに、
ときどき“世界のほころび”みたいなものが顔を出すから油断ならない。
今日も二人は歩く。
決めたわけじゃないけど、なんとなく一緒に。
この世界の面倒ごとが、なぜかいつも二人を見つけてくる。