あらすじ
公家華族の伯爵令嬢である依子は、喘息持ちで薬に金がかかるため、父や妹、女中たちからも穀潰しと呼ばれ生きてきた。
そんな中、十歳の時、廊下で倒れていたところを助けてくれた隆臣に一目惚れする。
再会を望みながらも八年の時が過ぎ、十八になった依子は、突然父から結婚を言い渡される。
相手は『鬼の指揮官』と名高い陸軍将校。
お家のため覚悟を決めて嫁ぐ依子だが、祝言で会った彼はなんと、初恋の相手である隆臣だった――。
政略結婚でも隆臣の妻になれたことが嬉しい依子は、どんなに冷たくされても彼に尽くすと誓う。
一方、最速で少佐となったエリートの隆臣は、結婚など形だけと思っていたが、やがて依子の純粋さに惹かれ始め――。
冷徹に見えて情に厚い帝国陸軍少佐×幸薄病弱だが実は才能ありの伯爵令嬢
初恋が身を結ぶ、大正浪漫溺愛譚
※内容について。
地名は実在と架空が混じっています。
生活様式、百貨店、観光地、婦人会、陸軍についてなど、大正時代の背景を調べ、なるべく史実に沿うよう努めていますが、多少の違いはあるかもしれません。あくまで創作物としてお楽しみください🙏✨
※リアリティを出すため、当時の言葉を用いる箇所もあります。
ハンカチ→ハンケチ
カレーライス→ライスカレー
コート→外套
定年→定限
などなど…