あらすじ
海上自衛隊・技術開発官、坂上真一(50歳)。
イージス艦長を歴任し、北辰一刀流の免許皆伝を持つ彼は、過労死寸前で戦国時代へ転移する。
憑依した先は、主君・信長を討った直後の「明智光秀」だった。
このままでは秀吉に敗れ、三日天下で終わる。
だがあの「中国大返し」も、現代の軍事的視点で見れば穴だらけだった!?
「秀吉軍は疲弊したマラソン集団だ。適切な『キルゾーン』さえ作れば、システム的に粉砕できる」
安土城の金銀をばら撒くのではなく軍資金として管理し、鉄砲隊をCIWS(近接防御火器)のように配置する。
感情ではなく論理で動く「鉄の指揮官」に、日和見を決め込む戦国武将たちも戦慄し、やがて心酔していく。
これは天下統一の物語ではない。
無駄な死を嫌う「守るプロ」が、戦国の世をシステムから変えていく、国直しの物語である。