あらすじ

音を失った王国、アスケティカ。 人々は誰とも話さず、誰とも触れ合わず、 ただ青白い水晶の幻影だけを見つめて生きている。 塔に幽閉された王女エリアーナもまた、 十八年間、誰とも心を通わせたことがなかった。 彼女の持つ「共鳴魔法」は、絆の強さに応じて力を増すはずだった。 しかし、孤独な彼女の魔法は、灯火ほどの光すら生み出せない。 そんなある夜。 塔の窓を一羽の小鳥が叩いた。 足に結ばれた手紙にはこう書かれていた。 「今夜、あなたは一人ではない」 導かれるように街へ出たエリアーナが出会ったのは、この国では禁じられた「歌」を奏でる、異国の吟遊詩人だった。

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小説を読もう2025/12/08
  • 現在の作品孤独な姫の共鳴魔法と異国の吟遊詩人