あらすじ
高校を卒業しても進路が決まらず、
コンビニでバイトを続ける底辺フリーター――桐谷一真。
「でも、逃げるのだけは性に合わない。
殴られても、押しつぶされても……退くくらいなら立っていたい。」
そんな“一真の悪い癖”が、ある夜、人生を大きく狂わせる。
コンビニの前で、半グレ化した元同級生に絡まれる謎の美少女。
見て見ぬふりができなかった一真は、
明らかに勝てない相手に身体を張って立ち向かい――
そのままボコボコにされる。
だが、その少女こそ 任侠組織《鳴海組》の組長の孫娘・鳴海紗雪だった。
後日、一真は紗雪に連れられて組長の前に立たされる。
「孫を守った礼を……と言いたいところだが、お前、本気で責任とる気はあるのか?」
恐怖と違和感を覚えつつも、
逃げられない一真はつい言ってしまう。
――「……責任、取ります」
こうして一真は、
氷のように冷たいが内に熱を秘めた“ヤクザ令嬢”の婚約者となり、
裏社会とダンジョンが入り混じる街で、
退かずに立ち続けることで成り上がっていく。
弱者でも、ステータス最弱でも、
守りたいもののためなら前に立つ。
これは――
「逃げない」だけの男が、裏社会で強くなる物語。