あらすじ

舞台は青紫小学校。運動会を目前に控え、1・2年の担任4人──飛田夢見、光永流樹、片岡知恵、青井愛会──は、低学年ブロック会議で種目やダンス曲、進行の方針を決めていく。経験豊富で統率力のある片岡、合理的で大人びた視点の光永、ルールを軸に子どもを育てたい青井、そして転職1年目で緊張気味の飛田。それぞれが違う価値観を持ちながらも、チームとして運動会に向かう姿が描かれる。 会議では保護者の視線・子どもの負担・達成感など、多くの視点が語られるが、最終的には「どうすれば子どもが成長できるか」を軸にまとまっていく。しかし、飛田の胸には「練習10回」「毎日追い込み」という方針への違和感が残っていた。光永はその気持ちに寄り添い、「言い方が大人目線なんだと思うよ」「できる範囲で楽しくすればいい」と肩の力を抜かせる。 練習初日。1年と2年が体育館に集まり、統率の取れた片岡の指示のもと、光永がモデルとなってダンスを教える。飛田は不安なまま、子どもたち一人ひとりを励まし、注意しながら全体を回す。初めての運動会練習は、緊張と熱気の中で幕を開ける。 練習3日目、青井の視点。彼女は「ルールを守らせる」「社会に出る力を育てる」ことを第一に考え、立ち位置の正確さや動きの統一にこだわる。ジョーロで線を濃くする光永、距離感を測る子どもたち。青井は飛田の優しい関わり方に対し、自分は“距離を置かれる方がやりやすいタイプ”だと自覚する。 優しく頼れる飛田と、ルールで守る青井。正反対の教育観が、練習の場で浮き彫りになっていく。 同じ運動会を目指しながらも、4人の価値観は時に重なり、時にぶつかり合う。これは“現場で子どもに向き合う教師”たちの、葛藤と成長の物語であり―― 「見たいとこだけ見たい人たち」のリアルな日常を切り取った、2025年の運動会記録である。

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エブリスタ
エブリスタ2025/12/08
  • 現在の作品見たいとこだけ見たい人たち ー2025運動会ー