あらすじ
魔法少女──それはかつて世界を守った英雄の象徴。
しかし時代は変わり、魔法も怪異も過去の遺物となった。
高校生・雨ヶ谷凛が引っ越してきたその日、
隣家から聞こえたのは、奇妙な破裂音と老人の悲鳴だった。
倒れていたのは、白髪交じりの中年女性・宮代ミサ。
彼女こそ、二十年前に世界を救った“最後の魔法少女”だった。
「もう戦うことなんて無いと思ってたんだけどねぇ……まさか、あんたが見ちゃうなんて」
ミサの魔力が凛に触れた瞬間、
封じられていた“異形(シャドウ)”が再び動き始める。
世界の裏で何かが蠢いている。
そして、ミサの力の残滓は──なぜか凛の身体に反応した。
男のまま、少女の系譜を継ぐ“中性的な魔導戦士”に変身する凛。
かつて英雄だったミサは、もう一度立ち上がる理由を思い出していく。
これは、老いた魔法少女と新米男子高校生の、
消えかけた光を取り戻す再生と成長の物語──。