あらすじ

二十年前の巨大地震で封鎖された団地「旭ヶ丘ハイツ」。誰もが逃げ出したはずのその場所に、今も灯りがともる一室がある――501号室。そこには「最後の住人」と呼ばれる老人・米倉健三が暮らしていた。 毎日午後三時十五分、彼は洗濯物を干し、止まった時間の中で生き続ける。地震で亡くした妻・澄子の幻影とともに。 父の遺品を探しに団地へ足を踏み入れた若き女性・塔子は、やがてこの部屋に囚われる。時計は進まず、時間は逆流し、過去と現在が溶け合う空間で、彼女は恐るべき真実に触れる。

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カクヨム
カクヨム2025/12/07
  • 現在の作品『午後三時十五分』