あらすじ
冒険者ギルド【蒼の剣】のメンバーだったカイトは、ある日突然パーティから追放される。
理由は彼の職業――【調査士】。
モンスターの情報を調べるだけの、戦闘には役立たない最弱職。
5年間支え続けた仲間たちからも、「足手まとい」と切り捨てられた。
幼馴染のリナも、親友だったゼンも、誰一人として彼を庇わなかった。
独りぼっちになったカイトは、初心者向けダンジョン【忘却の森】で小遣い稼ぎをしようとする。
そこで彼は、今まで気づかなかった【調査】スキルの真の力を知る。
――見るだけで、経験値が入る。
――見るだけで、相手のスキルを奪える。
――見るだけで、レベルが上がる。
「これ、規格外じゃないか?」
ゴブリン、スライム、オーク。
片っ端から【調査】し、吸収していくカイト。
たった1日で、レベル12からレベル31へ。
戦闘経験ゼロのまま、Bランクの実力者へと成長する。
しかし、彼の前に突如現れたのは――銀髪金眼の魔族少女。
「あなたの力は、世界を変える」
謎めいた言葉を残し、彼女は姿を消す。
残されたのは、【調査】でも読み取れない黒い魔石。
追放された最弱職。
覚醒した規格外能力。
魔族との接触。
そして、カイトを狙う影――。
復讐か、成り上がりか、それとも世界の変革か。
「てっぺん、獲ってやる」
見下され続けた少年の、逆転劇が始まる。