あらすじ
【新作セレクション9月13日号】に選ばれました!
大切なものほど目に見えない。学生たちの想いを描くライトミステリー。
学生街のパブ&カフェ『ウィシュク・ベァハ』で働くOG先輩と地元の高校生たちが繰り広げるライトミステリーの連作短編です。
物語の根底にはいつでも音楽が流れている。
読んだあとに心があったまるように、この物語を編む心がけはその想いこそすべて。
伝えたい想いは誰の胸の中にもあるはず。
たとえ訥弁であっても。
あなたに熱があれば、そこに物語は生まれる。
序章『風に願わば』
一章『空飛ぶ猫』
二章『虎と鳩』
三章『白い花の行方』
終章『くれないアンセム』
※ 三章『白い花の行方』に地震の描写が数行ほどあります。
平成三十年九月十一日追記
日本の各地で地震が起きるたびに、こういうネタを扱ってよいものか思い悩む。
北海道在住である身としては、このタイミングでの投稿にあたって躊躇の念しか抱きようがない。地震という響きが生々しく、二の足を踏んでしまうのだ。わたしの敬愛してやまない某推理小説家が同様の懊悩を抱いたと某作品のあとがきに記してあったが、まさにその思いを痛感している次第である。
ただ、この作品の中で生きている彼ないし彼女には、罪のないことでもある。それをなきものとするには、彼ないし彼女の親代わりのごとき身としてはあまりに忍びない。この苦悩の末に結ぶいきさつを察していただければ。
最後にこの場を借りて、平成三十年北海道胆振東部地震に被災された皆様方にお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。