あらすじ
武具に触れた瞬間、はじき飛ばされる──
少年カイナに刻まれたのは、"魔女"の呪いだった。
剣士になるという夢を奪われ、心を閉ざした少年は、しかし両親の
「魔女の力は、時に魔女の呪いを打ち消す」
という言葉にかすかな希望を見つける。
八年後十八歳となったカイナは故郷カウル村を旅立つ。
目指すは大陸最大の王都サクリファイス。巨大ギルドがそびえ、人と魔女が交差する街だ。
その道の先で青年を待っていたのは、静かに笑う仕立て屋の少女──刻印の魔女と呼ばれるミラだった。
彼女は触れた相手に"刻印"を刻み、心も身体も支配してしまう危険な魔女。しかしミラ自身は人懐こく、どこか惹かれる謎を秘めていた。
魔女が恐れられ、時に互いに争う世界。
呪いと刻印が交差するとき、カイナの中で何かが動き出す。
「君の呪い……ちょっと、面白いね」
──これは
"武具を扱えない青年"と"刻印の魔女"が出会い、やがて世界の真実と"起源の魔女"へ辿りつく物語。
決して剣を握れない青年が、それでも誰かを守るために前へ進む、希望の冒険譚