あらすじ

高校2年生、竜胆 楓(リンドウ カエデ)の朝は戦争だ。 通学路14キロの農道で、彼は毎日、集落の命綱である本数の少ないバスとのデッドヒートを繰り広げている。 敗北すれば、待っているのは母が運転する昭和製の2tトラック、通称『青い彗星』による爆音送迎だ。田舎の中でも最奥地であるこの場所で、楓の周りに小説のようなイベントは起こらない。 彼はすでに原付免許を持っている。それは田舎の高校生にとって、異世界チートに匹敵する最強の移動スキルのはずだ。 しかし、彼はまだ相棒(原付)に乗ることができない。そこには北海道ならではの、乗り越えられない地理的・気候的な壁が存在していた。 新学期、彼は現状を変えようと無謀にも徒歩14キロ帰宅を敢行するが、北海道の4月は春では無い、桜も咲かないのだ。 淡い希望を抱いた部活動の恋も、始まる前にまさかの事態に直面し――。 美少女もチートもない、ど田舎に翻弄される少年が、泥まみれの日常で青春を掴み取ろうと奮闘する、北海道発の青春コメディ!

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小説を読もう2025/12/08
  • 現在の作品小説の主人公になれない理由は、異世界転生でもなく、原付で走る14kmの田んぼ道にある。〜不器用なさっちゃんと、素直になれないハルちゃん〜