あらすじ
三崎悠真――どこにでもいる、ごく普通のモブ高校生。
突出した才能もなければ、ひどく劣っているわけでもない。
そんな悠真の日常はある放課後、大型トラックに轢かれてゲームオーバーを迎える。
――はずだった。
次に目を覚ましたのは、暗闇でも病室でもなく、見知らぬ噴水が輝く異世界。
そこは、かつて社会現象を巻き起こした名作ゲーム
『エルドラグーン・クロニクル』――その世界だった。
状況を確認しようと念じると、視界にステータス画面が出現。
職業は未設定、名前も未設定、レベル1、スキルなし。
つまり、仕様でいうところの「完全初期値スタート」
だが、ゲームをやり込んできた悠真には、見覚えのある選択肢が並ぶ。
冒険者ギルド、職業選択、初期スキル……これは紛れもなく、ゲームと同じルール。
かつてコントローラー越しに遊んだはずの世界で、
今度は自分の体と命を使って攻略することになる――。
恐怖と興奮と、ほんの少しの憧れを胸に、
三崎悠真――改めユウマの二度目の人生が今、始まる。