あらすじ
Esports。それは、遊びが遊びでなくなる、瞬間。
大学が早期に決まり、持て余した時間でやる、ゲーム。時代は進み、フルダイブ型、VR没入タクティカル・シューティングゲーム<CLUTCHCORE>が正式リリースされて、もう一年が経過した。ゲームは遊びだ。中途半端な自分を忘れられる、たった一つの手段だった。漠然とした不安を抱えながら、今を憂いて、未来を憂う。いったいこれから、自分はどうなってしまうんだろうか。
そんな中、あるワンゲーム。何度も奇跡が重なって、ノーデスの称号<パーフェクトゲーム>を獲得すると——彼に一通のメールが届く。
Esports。それは、遊びが遊びでなくなる、瞬間。
同時に、果てしない幻想が、着実に実を結び——、
誰にも見向きもされなかった一人の“名前”が、世界に刻まれ始める、最初の瞬間でもあった。