あらすじ
小さなアパートの一室で独り23歳の誕生日を迎えた黒野誠司は、天井を見上げながら将来のことを考えていた。お笑い芸人を目指して一人暮らしをしていた誠司であったが、自分をお笑いの道に誘ってくれた相方は、早々に夢を諦めて実家へと帰ってしまう。
自分も就職活動でもしようか――そんな風に悩んでいた誠司だったが、突然眩いほどの光に包まれると、見覚えのない小さな部屋の一室で目を覚ました。
目の前には、ルティンと名乗る男が立っている。
さらに誠司は訳もわからず、ルティンという男に告げられるのである。
「カイトラの現国王である、アレクサンデル王の命を絶ってもらいたい……」
大真面目に言い放ったルティンであったが、なぜか誠司の名前を聞くや否や、部屋から飛び出して逃げ出してしまった。
ルティンとは、何者なのか。誠司はどこに来てしまったのか。
見渡す限りの知らない世界が、目に飛び込んで来る。
誠司はルティン追いながら、やがてこの世界の国々を巻き込もうとする陰謀と計画に真正面から立ち向かうことになるのであったーー。