あらすじ
――ここは、総人口の1.23%を占める魔法使いが2020年代初頭に発見された地球。
自らの五感の一つだけを変える魔法『読み』を駆使する一族『明かし』が、『EAP』と呼ばれる魔法スマホによって、魔法使いたちの代表に上り詰めたあとの世界。
17歳の魔法使いである俺、宮代昴は、『明かし』一族の威信を懸けたレセプションの当日、敵が仕掛けてきた爆弾に危うく殺されかけ、咄嗟に“願いを忖度しすぎる超々ド厄介な”禁断の魔法『顕し』を発動させてしまう。
気づけば、見知らぬ和室。
敵の一族である『狐の鋏』のひとり、レベッカ(5歳児)の身体を人格ごとシェアする『中の人』として、目を覚ます羽目になっていた。
しかも、そこに現れたのが、俺のししょーである笙真先生――当代きっての『明かし』で、世界一の『大魔法使い』な『読み』の使い手
……の、中学二年生(14歳)の姿。
それから、そのお師匠様と来たもんだから、笑うしかない。
これってどう考えても、タイムトラベルとの立派な複合事故じゃねえか!
とはいえ、レベッカを巻き込んじまった責任の一端は間違いなく俺にもある。
家族の元へ帰りたい一心で、笙真先生から魔法を学ぶことに決め、‘’ポーリャ‘’の偽名を名乗ることとなったレベッカ。
そんな彼女の『黒衣(くろご)』として、過去の世界へ過度に介入することだけは避けつつ、俺自身もどうにかして四半世紀先の2050年に残してきた元の身体への帰還を目指そうとした――のだが。
先生の黒歴史“以上のアレやコレ‘’に、レベッカ共々、見舞われる日々が待ち受けている「ガチ案件」だったなんて、正直、夢にも思っても見なかったけどな!
時空を超えて出逢ってしまった弟子たちが紡ぐ、魔法使いたちのクロスロード、ここに開幕!
秘密まみれで前代未聞な、俺たちの大帰還劇を、どうぞご照覧あれ!
あっ。俺がここにいることは、「小鳥」のやつには内緒にしておいてよ?
アイツにだけはさ、余計な心配させたくないからね。
(三度目の消失者は、斯く語りき)
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(読者の皆様方へ)
※本作は、『魔法使い/たちの//クロスロード ver.C/ver.D』の加除・再編成版です。
作者が意図した順番に並べ直していますが、すでに投稿済みの内容から大筋を変えるものではありません。
また、各バージョンの続きは、今後も引き続きこの√Δ版より先行して投稿していく所存です。
差分探しのような気持ちで、これからもお付き合いいただければ幸いです。