あらすじ
浮遊魔法――触れたものを、少しだけ浮かせる。それだけの力。
そのもっとも地味な魔法が、定められた運命をひっくり返す。
アウレリア・アルマリア
国家最高位の聖騎士(パラディン)。伝説の盾を自在に操る、不敗の戦姫。
――その不敗の陰で、彼女はいつも震えていた。
リズ
闇の世界に名を轟かすダークエルフ【月下の暗殺者】。
――なぜ人間の少女を守るのか、彼女は語らない。
ポポム
浮遊魔法しか使えない、ただの引っ越し屋。デブ。ぶさいく。陰キャ。
――それでも彼は、彼女の隣に立つことを選んだ。
彼女らの前に立ちはだかるのは、魔王か、国家か、はたまた女神か――
それでも、三人は歩き出す。