あらすじ
石川県七尾市に本部を置く民間救護団体「七宝救護院」。
災害時の医療支援、心理ケア、生活再建を行う彼らは、「七色の光で、沈む者を照らす」という理念を掲げていた。
だが、その活動の裏には命の選別(トリアージ)という、残酷な現実があった。
ある日、一通の告発文が届く。
「あなたたちは、本当に救護をしているのか?」
組織内部で対立する、七人の救護者たち。
完璧を求める理事長、冷徹に命を選別する医師、心の救済を信じるカウンセラー、真実の記録にこだわる若者、偽善を暴こうとする内部告発者
彼らは問い続ける。
「救うとは、何か」
「光とは、誰のためにあるのか」
そして ― 組織は崩壊し、再生する。
影を隠さず、不完全なまま ― それでも灯を掲げる者たちの物語。