あらすじ

さくらは病気で入院しました。 すると、おかあさんにも、おともだちにも、会えなくなりました。 カンセンタイサクだから仕方ないんだって、みんないいます。 五類なんて名前をつけたって、ウイルスがなくなるわけじゃない。 病院は抵抗力の弱った人が集まっているのだからなおさらだ。 ――お医者さんも看護師さんも、おかあさんまで、そういうのです。 よくわかりました。 でも、さみしいのがなくなるわけではありません。 くすんくすん。泣いてしまいます。 でも、そんなとき、ふしぎな女の子がさくらをよびにくるようになりました。 「さーくらちゃん、あそびましょー」 ふたりは、病院の中庭の、おおきな木の下で、むかしむかしの子どもみたいに、手まりをついて、あそぶのでした。 たのしく、うたって、あそぶのでした。 いまは、もう、存在しないはずの、木の下で……

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小説を読もう2025/12/07
  • 現在の作品さくらのてまりうた