あらすじ
俺達のクラスはいつだって他のクラスの笑い者だった。
いわゆる地味の集まり。
勉強も駄目、スポーツなんてもっと駄目、何をやっても最下位だった。
だから他のクラスの奴等は俺達のクラスをこう呼ぶんだ。
"弱小A組"って。
球技大会だって学祭だってなんだってクラスで闘うものにおいては、俺らは他のクラスの奴等にとってライバルでも何でもない。
ただ、自分達が最下位にならないためのありがたい存在なのだ。
「絶対A組にだけは行きたくない。」
「A組に何て行ったら高校生活台無し。」
そんなことを聞こえよがしに言われるのは日常茶飯事。
でもどんな酷いことを言われても、俺達のクラスに団結して頑張ろうっていうリーダーもいなけりゃ、気力もない。
と言うか、俺ら自身が一番よくわかってるから。俺らは何をしたって駄目だって…だから最初から諦てるんだ。
まぁ、でも別に良いんだ。
あと1年で卒業。
卒業すればこのクラスの奴等と会うこともまずないだろうし、会いたいとも思わないだろう。
人生で一番楽しいはずの高校生活も、このままつまらないままで終わるんだ。
俺はクラスを見渡し、大きく溜め息を