あらすじ
森の中の『施設』には『親』のいない子どもたちが暮らしている。時々小さい子がいなくなることもあるけれど、十八歳になると全員『施設』を離れることが決まっていた。
ゲルダとカイは、十八歳。最後の夏に『施設』を抜け出し、森の中を歩く。川のほとりで小石や硝子の欠片を拾い、対岸を眺め……。
何も持たないゲルダが、たった一つカイに贈ることができたものとは何だったのか。
本当に何もかも手放すってどういう状態だろう……と考えたら、SFになりました。
どんなに全部なくなっても、決してなくならないものがあるといいですね。
大切な人への贈り物についてのお話です。
自分の体も、小石一つも差し出すことができないとしても……。
どうぞよろしくお願いいたします。
2020.12.22
※ 超・妄想コンテスト「私からあなたへ」に参加しています。
※ 表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。