あらすじ
詐欺をする上で大事なことは?それは信用度。「あの人が関わっているのなら大丈夫」だと思わせること―― 貧乏男爵令嬢のレイチェルは賭けに出た。病気に苦しむ妹を救うため、前世の知識を使って詐欺に手を染めた。投資を持ち掛け、そこに『ディベス公爵家も関わっているの』。そう囁くだけでレイチェルの仕掛けた詐欺は上手くいった。もちろん、公爵家が関わっているなど真っ赤な嘘。お金は手に入り、妹に薬を飲ませることができた。しかし、犯罪を犯しているという罪の重さはレイチェルの心身をも犯していた。胃の中を全て吐き出しても、愛する妹のために、今日も誰かを詐欺に掛ける。だが、信用度に利用していたディベス公爵家の関係者と思われる男性がレイチェルの目の前に現れ、彼女は窮地に陥る…