あらすじ
※カクヨムにて先行公開しています。
芥川翔平は、中学時代から根暗の陰キャと呼ばれ続けてきた。
ライトノベルや漫画を読み漁り、ヲタク仲間とばかり馬鹿話をしてきた学生生活。そんな翔平だが、中学生の頃に一度だけ同級生の女子から告白されたことがあった。もっともそれは、いわゆる『嘘告白』というもので。馬鹿にされた彼にとっては深いトラウマとなっていた。
相手は同級生の中でも一番人気の美少女ギャル、天川セイラ。
派手な外見をしている彼女と自分が釣り合うはずがない、と分かっていても引っかかってしまった。そのことに後悔の念を抱いて過ごした高校時代。その時を経て、翔平は全国でも有数の名門大学へと進学した。
「あ、もしかして……芥川?」
新たな門出に期待で胸を膨らませていた、そんな時。
彼に声をかけてきたのは、どこか見覚えのある女子学生。美しい外見をしており、当時よりもかなり大人びていたが、翔平はすぐに彼女の正体に気付くのだった。
「おま……まさか、天川!?」
「あ、あははー……同じ大学とは、凄い偶然じゃん」
こうして再会した翔平とセイラ。
同じ大学、学部の同期になってしまったこと。
翔平はそれを不運だと嘆きながらも、心に固く誓うのだった。
もう絶対に、騙されない――と。