あらすじ
大学生の凪隼人は、伝説のクリエイター・相沢涼に憧れていた。
SNSのたった一枚の写真から居場所を特定し、古民家へ突撃――そこで見たのは、コードを書き、風と話し、畑でナスを採る『普通すぎる天才』だった。
ギターは速攻で曲になる。
音は相沢の隣でほどけ、風と混じり、勝手に“答え”になってしまう。
「音楽で食う気はない。だが、風は継ぐ」
人生の方向すら決めかねていた凪が、この夏つかんだのは答えではなく席だった。
まだ名前のない音が、やがてAuroraの世界を震わせる――その起点となるひと夏の記録。
これはプロになる物語じゃない。
風の続きを任される物語だ。
――Aurora外伝。