あらすじ
むかしむかしのお話です。
メソポタミアと呼ばれた地域に、イシュタルという名の豊穣の女神さまがいました。
「はあ、もうどこにもイケメンは残ってないみたいじゃのお」
イシュタルさまは、もはやメソポタミア地域に自分好みのイケメンが残っていないのを嘆いていました。
「いや、まだじゃ。まだ、わらわ好みのイケメンを探す方法があるではないか!」
ある日、何かを思いついたイシュタルさまは「とあるチートアイテム」を強奪することを決意。
そして、入手に成功するとそれに自分の願いを書き記しました。
『わらわ好みのイケメンがたくさんいる楽園に連れて行くのじゃ』
すると「とあるチートアイテム」はイシュタルさまの願いを叶え、女神をとある場所に導きました。
そう、私たちが住まう日本に……。
これは、イケメン大好きなイシュタルさまが自分の欲望を叶えるべく奔走した結果、二一世紀の日本に降臨し、好き放題して、そして最後は仲間たちの手で故郷に連れ戻されるまでの「なかったことにされた」物語である。
注意
本作品は「一応」メソポタミア神話の史料をいくつか漁ったうえで書き上げられたものです。
ですが、作中に登場する一部の神々のキャラに関しては作者による誇張がなされています。
そこのところをご了承いただいたうえで、作品を読んでいただけると幸いです(;^_^A。
以下、作中の登場人物に関する簡単な説明。
イシュタル
主人公。豊穣と性愛を司る女神。戦闘能力もバリ高の武闘派だったりもする。
イケメン大好きだが飽きるのも早く、彼女の犠牲になったイケメンの数は数知れない。
体はすらりとしているが出ているところは出ている、いわゆるトランジスタグラマー。
瑠璃色の髪がトレードマーク。ちなみに、下着の色の方も(自主規制)。
アヌ
メソポタミア神話の最高神。……なのだが、基本的に何もしないニート神(笑)。
イシュタルの父であり、彼女に対してだけ親バカぶりを発揮する。
作中では名前だけの登場。
エンリル
メソポタミア神話の「事実上の」最高神。だって、アヌが何もしないんですもん(笑)。
残忍で短気な性格。彼をブチぎれさせた奴は基本的に碌でもない目に遭うのがお約束。
エアー
水神。体の一部が魚の鱗に覆われているのが外見上の大きな特徴。
スケベな女たらし。イシュタルに対しては個人的な恨みを抱いている。
エレシュキガル
冥界の女神。イシュタルの姉だが、その妹とは犬猿の仲。
黒の長髪とムチムチの太もも、そしてたわわなお胸がトレードマーク。
なお、本人はその魅惑の肢体が男たちを魅了していることなど知らぬ模様。
ナブー
書記の神。エンリルの仕事を一部代行して日々の政務に励む勤勉な御方。
イシュタルのアポなし訪問に慌てふためき、そして「とあるチートアイテム」を与えて彼女の暴走を助長した、ある意味でイシュタルの共犯者。
あと、ムッツリスケベ(え?)。
ギルガメシュ
世界最古の文学作品である『ギルガメシュ叙事詩』の主人公にして、神の血を引くウルク国の英雄王。
……なのだが、本作ではイシュタルを苛立たせるだけで、かつ第1話で出番は終了です(は?)。
エンキドゥ
英雄王ギルガメシュの相棒。……なのだが本編では第1話にて、あっさり〇んで退場します(えぇ……)。
なお、その原因はといえば、なんとイシュ(おっと、それいじょうはいけない!)。