あらすじ
「アーネット・クラスバー!貴様はカリア・オークネスに対し数々の嫌がらせを行い、終いには階段から突き落とすなどの行為は殺人未遂と見なし、貴様を侯爵令嬢への殺人未遂罪とする」
「わ、わたくしは何もしておりません!何かの間違いです!」
「証人や証拠は揃っている!衛兵!罪人を捕えよ!」
「ウィリアム殿下!」
「煩い!罪人となったアーネット・クラスバーとの婚約はこの場にて破棄するものとする!」
アーネットは最後まで無実を主張したが一週間後に処刑された。
アーネットの処刑後、カリア・オークネスは毎夜魘され、ミルミルと痩せ細っていった。
精神的におかしくなったカリアはアーネットに対する嫌がらせは虚偽であった事を話し、自身の舌を噛んで自殺をした。
第一王子ウィリアムは無実の公爵令嬢を処刑にしたとして王位継承権を剥奪し離塔に幽閉された。
幽閉されたウィリアムの部屋は毎夜叫び声が聞こえ、ある日、やけに静かだと不思議に思った衛兵が部屋を覗くとウィリアム王子は舌を噛んで自殺をしていた。
不幸となったのは二人だけではない。
事故により片手を失った騎士や川の氾濫によって邸毎流されたりと、アーネットの冤罪に何らかで関わっていた者皆に不幸が訪れていた。
人々はアーネットの最後の言葉を思い出す。
『罠に嵌めた者皆許さない。王家とオークス家を末代まで呪ってやる!』
この後、王家とオークネス侯爵家の間に幾度も婚姻の話が上がったが、一度も結ばれる事はなかった。
そのうち、王家よりオークネス侯爵家との婚約・婚姻を禁ずる事となった。
これが千年の呪いであった。
しかし、この千年の呪いが破られようとしていた。
再び訪れる呪いに国王は後悔する事となった。
※残酷な描写があります。そういったものが嫌いな人は最後まで読まないで下さい。
個人的には『裏切り者の娘』より残酷かもしれません。