あらすじ

「お目覚めでございますか、陛下」 その声と共に目覚めたのは、現代の貧乏学生・高橋和也ではなく、昭和天皇としての私だった。 時は昭和3年、11月。 狂騒と激動の昭和は、まだ幕を開けたばかりだ。 だが、私の頭の中には「未来の記憶」がある。 これから訪れる恐慌、戦火、そして焦土と化す祖国の姿。 歴史の教科書を読んだだけの凡人が、現人神としてこの国を背負えるのか? 抗えぬ歴史の奔流を、たった一人で堰き止められるのか? 「……日本の、未来を案じている」 これは夢ではない。与えられた過酷な使命だ。 鈴木貫太郎をはじめとする臣下たちを巻き込み、一人の青年天皇が運命に抗う。 知られざる昭和史のIFを描く、歴史スペクタクル。

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