あらすじ
和花の祖父母が強盗に殺されてしまう所から物語は始まる。
切っ掛けは、和花が夫と五歳の娘と公園で遊び写真を撮っていたことで、そこで引ったくりに会ったのが始まり、度々賊に襲われることになる。
自分は主役を立てる脇役と思っている和花は夫に頼って、探偵と事件で関わった刑事と協力して犯人を追うが、事件はそれだけで終わらない。
和花の家族だけでなく関係する人が命を狙われる事件も起きる。
動機不明のまま怪しい人物を知らべて行くと複数の建設会社と県知事の名前が浮かぶ。
調査をする中手の内が相手に知られてる気がする和花は、ある時点から弱腰になった夫へ疑いの目を向ける。
意を新たに自ら主役となって盗聴器の設置や潜入調査するなど追求の手を緩めない。
激しい妨害にも遭うなか、怪しい金の動きを追ってゆくとある宗教団体に行き当たる。
和花は潜入調査により幾つかの証拠品を持ち帰る。
教団内には元暴力団員からなる殺人部隊があって、祖父母の実行犯もその中にいた。
依頼主も捕まる。
和花家族を襲った動機は、和花が公園で撮った写真を取り返そうとしたことから始まり、調査が知事のリゾート開発計画に係る悪計や贈収賄に及ぶことを懸念したことにあった。
捜査の手は知事の足元にも及び失脚は避けられない情勢となる。
和花夫婦が警察から表彰されインタビューを受けていると、知事の秘書が和花を逆恨みして襲いかかり夫が身代わりに刺殺される。
怒りに燃えた和花は、秘書の忖度だとして逃れようとする知事に止めを刺すため、盗聴や盗撮で得たデータを編集し知事の悪事を暴く動画を作るなどして、報道機関やSNSに公開する。
知事を糾弾する声は勢いを増して、県議会は一度は決議した知事のリゾート開発計画を取消した。
仇討ちを終えた和花は、夫の後追いを考えるが、新たな命が誕生したばかり、葛藤の末生きてゆく決心をし、墓前に手を合わせる。