あらすじ
公爵令嬢レナエルは親の厳しい教育の弊害で、愛する人からの拒絶を恐れ、「ごめんなさい」と「愛してる」が伝えられなくなってしまった。
婚約者であり王太子であるクロヴィスはそんなレナエルも愛してくれていたが、それでもレナエルは自分ばかりが優しい言葉を享受している事に罪悪を感じていた。
しかし学園の卒業パーティーの日。
「誰よりも君を愛している俺を、信じてくれ」
クロヴィスの言葉を受けたレナエルは、少しだけ前を向けるようになった。
そしてそんなレナエルの前に、彼女を馬鹿にしようと侯爵令嬢シゴレーヌが現れ、レナエルは初めて他者と対峙する選択を取る。
――これは臆病だった少女が「愛してる」を口にできるようになるまでの物語。