あらすじ
父親の事業失敗で人生が転落した伯爵家令嬢アザリア。自ら働き病気の父親の世話を一人でしていた。あまりにも辛い環境に『人魚のように深い海の底で揺られながら眠りたい』いつの頃からかアザリアはそんな思いを抱くようになっていた。
ある時、隣国アムール国から移住してきたユウナという女性と出会う。ユウナは家族を捨て自分の幸せのために生きてきた女性だった。自ら不幸を買ってしまうアザリアに同情したユウナ。
『幸せを掴みたいなら、心を悪魔にして不幸から逃げるのよ』そうアザリアに教えるのでした。
ユウナはなぜか放ってはおけないアザリアを気晴らしにとクルージングに誘ってしまう。しかし、そこでユウナがどんなに頑張っても手に入れることができなかった”愛”を、アザリアが手に入れたことがあることを知った。
不幸の塊だと思っていたアザリアに激しく嫉妬してしまうユウナ。そして客船から一人の乗客が転落してしまう。アザリアは幸せになりたかったから、海の底で眠ることにしたのです。