あらすじ
標高2000メートル。
絶海ならぬ絶壁の孤島、「私立天蓋(てんがい)学園」。 そこは、現代科学では解明できない特殊能力「シンドローム」を持つ少年少女を集め、保護・育成するための全寮制高校だ。
しかし、その実態は、力を持つ者が弱者を蹂躙する、完全なる弱肉強食の監獄だった。
主人公・久我レイは、この学園で唯一の「無能力者(ゼロ)」として入学した、哀れな一般人だ。 彼は周囲から「実験動物」「ゴミ」と蔑まれ、日々カースト上位者からの理不尽な暴力に怯えながら、ただ「生きて卒業すること」だけを目標に息を潜めていた。
だがある日、彼の運命は一変する。 学園の頂点に君臨するSランクの美少女・イヴに、なぜか一目惚れされてしまったのだ。
彼女の能力は『物語改変』。 「レイくんは私の王子様なの」 彼女がそう願えば、物理法則は無視され、レイを傷つける者は謎の「事故」で排除されていく。
守られているようで、飼い殺されている。 愛されているようで、呪われている。 無力な少年は、狂った女神の愛から逃げ出し、この地獄のような学園から脱出することができるのか?