あらすじ
「……寒いの。あなたの熱じゃないと、温まらない」
九条冬華(くじょう・とうか)。
銀髪に陶磁器のような白い肌、そして誰をも寄せ付けない冷徹な態度から、学園で『氷の令嬢』と呼ばれる孤高の美少女。
そんな彼女が、ある嵐の夜、雨に濡れた姿で俺の部屋を訪ねてきた。
理由は「極度の冷え性で、人の体温がないと眠れないから」。
なし崩し的に始まった、毎晩の添い寝。
ひやりとする彼女の肌が、布団の中で俺に絡みつき、徐々に熱を帯びてとろけていく。
「……ん、あったかい」
「動かないで。ここが一番、落ち着くの」
耳元で漏れる甘い吐息。シャツの中に入り込んでくる華奢な指先。
最初は背中合わせだったはずが、いつしか抱き合うのが当たり前になり――。
通話中にわざと甘い声を出してきたり。
雨の日の放課後、濡れた制服のまま密着してきたり。
果ては風邪を引いた彼女の部屋に連れ込まれ、看病という名の「濃厚接触」を迫られたり。
「……責任、取ってくれるんでしょう?」
これは、氷のように冷たくて、火傷するほど熱い彼女が、心も身体も俺の体温に依存していく、甘くて焦れったい恋の物語。
普段はツンとしている彼女が、生理的な理由で主人公に「触れざるを得ない」状況。抗えない本能によるデレが見どころです。
R15の限界に挑戦。直接的な行為は一切ありませんが、「吐息」「体温」「湿った肌」「鼓動」などの五感描写で、行為そのものよりもドキドキする空間を作っています。