あらすじ
これは、正義と悪の物語ではない。悪と悪の物語である。全てはエルフによる理想郷―決して誰にも脅かされることのない、世界に君臨する大帝国を造り上げるために。
「私にできる最後の使命。残された力を振り絞り、異世界から悪しき魂を召喚する。そして、この世界に破壊と混乱をもたらし、世界に調和を取り戻すのよ。」
闇の女神がいま、その命を終えようとしていた―
人族が支配する世界“テリオス”には2つの女神がいた。
1つは、正義と創造を司る光の女神
1つは、悪と破壊を司る闇の女神
正義と悪、創造と破壊は表裏一体であり、この2つのバランスが保たれることで世界に調和が訪れる。
だが、異世界テリオスに住む人族は、いつしか光の女神ばかりを信仰し、闇の女神への信仰は失われていった。
信仰が失われれば、闇の女神の力は衰える―
それはもはや、闇の女神が自らの存在を維持することさえ不可能な域に達し、その命脈は、今まさに尽きようとしていた。
闇の女神は、最後に残された力を振り絞り、異世界から悪しき魂を召喚し、自らの代わりに破壊と混乱をもたらすことで、テリオスに調和を取り戻すことを決意する。
魂を宿らせる器は、1,000年の寿命を誇る長命な種族―エルフ。
闇の女神は最後の使命を果たし、満足そうに消滅した。
―自らが呼び寄せた存在が、その世界に何をもたらすかも知らずに。
同じ頃、テリオスとは異なる世界の某国にて、とある青年がクーデターの失敗により、国家反逆罪で処刑された。
祖国と民族の未来を嘆きながら。
そして、目を覚ますと、そこは森の民である、エルフが住まう異世界であった。
彼はそこで、人族からの迫害によって滅びゆくエルフを救い、自らの理想を成し遂げるべく、再び行動を開始する。
全てはエルフによる理想郷―決して誰にも脅かされることのない、世界に君臨する大帝国を造り上げるために。
心せよ、忘れるな。
これは、正義と悪の物語ではない―悪と悪の物語である。
【注意事項】
本作品はフィクションであり、ライトノベルです。そのため、以下の各点をご理解いただける方のみ、お読みください。
・実在の歴史や国家、人物、企業、団体等とは一切関係ありません。そのため、主人公も実在の人物ではありません。
・法律・法令に反する行為を容認、推奨するものではありません。
・特定の思想を広めたり、政治的主張を行うことを目的としたものではありません。