あらすじ
宰相家の誇り。
優しくて、美しくて、飛び級の天才。
メルツェル・シュタインは――わたくしの自慢のお兄様です。
……だったのに。
美青年フィルベルト様に特別な感情を抱いたあの日から……。
最初はただの憧れだと思っていたのです。
けれどフィル様は、不当な婚約破棄を見事にざまぁ返しし、
卒業と同時にメイドと堂々駆け落ちしたじゃありませんか!
ねぇお兄様?
あなた、完全に相手にされてませんわよ!?
わたくしの目が日に日に冷えていくのも気づきませんの?
それにフィルベルト様。
あなたはかつて わたくしの婚約者候補 まで奪った方。
今度はお兄様まで奪いますの!?
嘆くわたくしを余所に、諦めない兄の執念。
え、なにそれ、怖い。
どこへ行くの、我が兄よ。
――フィル様の新居に押しかける?
迷惑でしょう!? ……え、歓迎されてるって?
フィル様の婚約者は転生者?
どーゆーことよ!?
男を狂わせる美貌のフィルベルト様!
あの聡明だったお兄様を返してください!!
悪役令息なんて大嫌いです!!