あらすじ
竜を呼ぶ鐘をいくら鳴らしても、竜は来なかった。
祈りを裏切られた少女セラは、焼けた村を後にし、
「最果ての図書館」の司書になる。
そこは、戦場から送られた日誌や手紙を修復し、静かに眠らせる場所。
途中で途切れた物語ばかりが集まる棚の奥で、セラは封鎖区画「竜碑室」を
見つける。
中にあったのは、竜の心を模して作られた、小さな竜心核。
兵器として造られたはずのそれに、遺された絵本を読み聞かせてしまう。
竜はもう信じない。けれど、この名もなき心だけは守りたい。
最果ての図書館で、物語を通して互いを育てていくファンタジー。