あらすじ
冤罪で婚約破棄され王都を追放された伯爵令嬢リゼルは、冷酷と恐れられる北境の呪い公爵カディアンと、一年限りの「白い結婚」をすることに。触れた相手の「自分への想い」だけを消してしまう男との、決して触れ合えない夫婦生活が始まる。
二度と誰からも期待されたくない公爵と、「もう気持ちを無かったことにされたくない」令嬢。このままでは、婚約破棄された上に、やっと芽生えた恋さえ呪いで白紙にされてしまう。
しかしリゼルは、人と物の想いの糸が見えるレア属性の光魔法持ち。消された感情も、日記と光の糸を手掛かりに自力で再ダウンロードしてしまう体質でした。一方の氷公爵も実は、触れれば忘れられてしまうせいで、誰より不器用に優しさを隠し続けてきた孤独な男で――。
「何度忘れても、そのたびあなたを好きになります」と宣言した瞬間から、毎日初恋からやり直す甘々溺愛ループが開幕し、冤罪を押し付けた王都勢にはきっちりざまぁしつつ、ふたりは呪いごと抱きしめ合う溺愛夫婦として悠々自適に生きていきます。