あらすじ

グレブラード伯爵家には花嫁にオルゴールを贈るという習慣がある。 伯爵家の人間は竜の血をひいており、その解放によりすさまじい力を発揮する。花嫁が魔力を込めて奏でるオルゴールは、その昂ぶりを鎮める効果があるのだ。 歴代でも最強の力を持つと謳われた伯爵家の若き当主ディノサールのもとに嫁いできたのはレラクシア。うつむきがちで暗い顔をした令嬢だった。政争で負けた男爵家がよこしてきた。魔物の多い伯爵家では珍しくないことだった。 「君はきっと、いい妻になる」 ディノサールはうつむく彼女の瞳に小さな輝きを見出していた。 魔物の討伐から帰ってきたディノサールに、レラクシアは初めてオルゴールを使った。優しい音色に竜の血の昂ぶりはたちまち鎮まった。 レラクシアはみなから祝福された。 ――そして、オルゴールは止まった。 ※「なろうラジオ大賞7」参加作品。テーマは「オルゴール」です。

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小説を読もう2025/12/06
  • 現在の作品妻の奏でるオルゴールが大好きだった男のお話