あらすじ
お父さんが多額の借金だけ残して死んだ日。
私、リビアはここが前世で読んだ小説の世界で、自分はモブキャラに転生したことを思い出した。
だけど前世と同じく、今世も魔花病という不治の病のせいで余命があと僅かだと知った。
でも今世こそ病気を克服し人生を謳歌してやるって決めたの!
病気を治す唯一の方法は、原作の黒幕が持つ『メルツェデス公爵家の家宝』を使って魔力の流れを正常に戻すこと。
家宝を使わせてもらう代わりに適当に手を貸して、病気が治ったら静かに去ろう。
そう思った私は、メルツェデス公爵家の住み込み家庭教師として偽装就職をした。
そうして目的を達成し、モブキャラらしく静かに去ろうとしたのに…
「僕が悪かったです。だから行かないで。先生がいないと僕 生きていけません」
小悪魔と悪名高い小公子は、私にすがりつき…
「本来なら神に仕え、聖女様のために働くべきである私が、なぜあなたのところに来たのかおわかりですか?」
ヒロインについていくはずの聖騎士は、なぜか私に騎士の誓いを立てちゃって…
「リビアさん、僕の運命の蝶はあなたです」
帝国一の情報ギルドのマスターは、私を口説き始めた!? そのうえ…
「小公子ではなく皇子の家庭教師になってくれないか?たまらなく君が欲しいんだ」
ヒロインに夢中になって、すべてを捧げるはずの男主人公までもが、私を引き抜こうと必死になってる。なにより…
「出ていきたいならやってみろ。自分の選択に責任を取れるならな」
あの、公爵様…それってただの脅迫では…?
私は病気を治したかっただけなのに、なんでこんなことになるのよ!?