あらすじ

紀元533年。最盛期を過ぎた古代メキシコの巨大都市テオティワカンは、長引く干ばつと食糧難により、少しずつ衰退の道を歩んでいた。 都市の力を取り戻すため、現王権は神話を独自に解釈しとある決定を下す。それは、「双子の男子は、生誕から三年後、太陽神への生け贄とする」という非情な内容だった。 生まれた瞬間から遠くない死が定められた双子の弟、ムルク・ヤクシンを救うため、両親は決断する。それは、双子の姉、ムルク・イツァエの存在を徹底的に隠し、ムルク・ヤクシンをひとりっ子として育てるという、王権への反逆ともとれる行為だった。 母と、同じ集合住宅の住人たちの命がけの協力により、双子の姉弟は、十七年間、巨大な都の片隅で秘密裏に成長していく。 西暦550年。双子は十七歳を迎えていた。 自由のない生活を強いられてきた姉。そして、姉の犠牲のもと成り立つ己の生に負い目を感じていた弟もまた、結婚適齢期を過ぎても未婚を通していた。 足腰が弱ってきた母に代わり、ある日二人は素性を隠して森へと向かう。集めた素材で装飾具や日用品を作り、都市の貴重な収入源とするためだ。 彼らが森で神の使いに出逢ったその日が、双子が生まれ育った意味と大都市テオティワカンの存亡を同時に決める、運命の転換点となるとは、姉弟はまだ知る由もなかった――。 これは、滅びゆく大都市で、運命と向き合い生きた双子の物語。 カクヨムコン11 エンタメ総合部門参加作品です🪶 「面白い!」「続きが気になる!」方は、ぜひ作品フォローをいただけますと嬉しいです✨️ 本作は、「AI補助利用」の作品です: 作中に登場するユカテコ語(現代マヤ語)の発音※カタカナ表記 について、Geminiにチェックしてもらいました。

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カクヨム2025/12/05
  • 現在の作品ケツァルの預言者