あらすじ
王太子の婚約者として、王城の「浄化」を一手に引き受けていた聖女フローラ。しかし、彼女の魔法は地味な掃除にしか見えないと軽んじられ、派手な光魔法を使う伯爵令嬢にその座を奪われる。「もはや用済み」と国外追放を命じられたフローラだったが、実は彼女、内心ではホッとしていた。
「これでもう、ブラック労働しなくていいの?」
途方に暮れる彼女に手を差し伸べたのは、呪いを受け“穢れの公爵”と恐れられる辺境の領主・レオンハルトだった。
「君の力が必要だ」
そう請われて辺境へ行くと、彼女の「掃除」スキルは、実は国を支えるほどの聖なる力だったことが判明し——?