あらすじ
吸血鬼は、他の吸血鬼から血を移されることで誕生する。
吸血鬼は、人間の血液のみを力の源とする。
吸血鬼は、不老にして最も不死に近い生物である。
吸血鬼は、コウモリに姿を変えることができる。
吸血鬼は、日光と聖なる銀によってのみ滅びる。
吸血鬼は、鏡にもカメラにも映らない。
吸血鬼は、持ち主の許可なく建物に入れない。
吸血鬼は、死後例外なく地獄に落ちる。
・・・
吸血鬼の存在が世に知られて数十年。
元刑事の月生公己は、相棒の吸血鬼・神野太陽と探偵稼業を営んでいた。
ある日、現れた依頼人が告げる。
「一人の吸血鬼を見つけ出してほしい」
バスの車内から見つかった、血を吸い尽くされた男の死体。
犯行当時、車内には燦々と日光が注いでいた。
犯人は如何にして日光に焼かれず犯行を成し得たのか。
二人は犯人を見つけ出せるのか。
正義の吸血鬼が相棒を手にかけたワイダニット。
衆人環視の中、誰にも悟られずに吸血鬼を殺したハウダニット。
神に呪われた男と神を呪う男は、神に頼らず天国を作るため、超常の謎に挑んでいく。