あらすじ
侯爵令嬢のアイリスは代々続く格式を重んじる家の跡取りとして、愚鈍な第二皇子エドワードと婚約していた。彼はアイリスの地味な外見と政治的な才覚に気づかず、ある日、金髪碧眼の転生者リリアナに夢中になり、公の場で婚約破棄を宣言。
「地味で無能な君に、未来の皇妃は務まらない!」
そう叫ぶエドワードの隣には、涙ぐみながらも勝ち誇った様子のリリアナが。
しかし、アイリスは一向に動じない。
「承知いたしました。では、婚約記念に差し上げた莫大な価値の宝石類と、陛下からの贈答品の一切をご返却願えますか? 領地復興の予算に当てたいので、至急お願いします」
場が騒然とする中、突然、冷徹で知られる本物の皇太子のジュリアンが現れ、アイリスを抱きしめた。
「私のものに手を出した愚か者どもよ。このアイリスは、未来の私の皇妃だ。さあ、二人にはたっぷりとお仕事の罰を与えよう」
勘違い皇子と偽聖女への痛快な仕返しと、本物の皇太子からのとろけるような溺愛が詰まった、異世界コメディロマンス!