あらすじ
――その影は、世界を救うために“死んだ”。
四大国が火花を散らす剣と魔法の世界。
弱小ディーアス王国の王女を守り続けたアサシンスレイヤーのアインは、暗殺者との戦いで命を落とす。
しかし死の間際、彼は自らに“ワンアップ”を使った。
――その瞬間、死は「一段階上の存在」へと変質する。
誰にも見えず、触れられず、声も届かない。
ただ王女を想う未練だけが、彼をこの世界に縛りつけていた。
そんな彼を“見える”少女が現れ、
そして“実体化の鍵”となる青年と出会うことで、
世界の裏側に新たな影が生まれる。
秘密組織『漆黒残響』――
ディーアス王国は暗殺事案が激減。
「なぜか暗殺が一切成功しない国」として他国から恐れられ始める。
「ガレス・ローレンを表の英雄にし、
俺は裏から王女を守り続ける。
死んでもこの恋は終われないっ。」
これは、死者の知略が世界を揺るがす、影の英雄譚である。