あらすじ

終戦直後。GHQの地下室で、若き通訳官カジは、 陸軍参謀が最後に遺した“暗号手帳”と向き合うことになる。 数字、漢詩、地名。 読み解けば読み解くほど、真実は“逆向き”へとカジを誘う。 富士か、出雲か。 国家の遺産か、虚無か。 参謀は何を守り、何を隠し、誰に託そうとしたのか。 やがてカジは、 「報告すべき場所」と「向かうべき場所」が違うと悟る。 戦争は終わった。 だが、この国の秘密はまだ息をしている。 カジが辿り着いた“答え”は、 財宝でも機密でもなく—— 日本という国が捨てなかった小さな意志だった。 読んだ者の胸に、 静かな火を灯す戦後ミステリ。

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カクヨム
カクヨム2025/12/04
  • 現在の作品参謀の手帳